中国茶のおいしい入れ方
中国茶に必要な茶器
工夫茶を楽しむためには、様々な茶器が必要になります。
■茶壷(ちゃふう): お茶を入れるための急須です。
■蓋碗(がいわん):お茶を入れるための湯のみ・茶碗です。
■茶船(ちゃふね): 工夫茶の行程で、お湯・お茶を捨てる鉢です。
■茶盤(ちゃふね): 茶船と同様、工夫茶の行程で、お湯・お茶を捨てる盤です。
■茶杯(ちゃはい): お茶を入れるための杯です。
■聞香杯(もんこうはい):お茶を入れるための杯です。工夫茶の行程で、お茶を注ぎ、すぐに茶杯に移します。空になった聞香杯を嗅ぐことで、お茶の香りを楽しみます。
■茶海(ちゃかい):お茶を茶杯に注ぐための大きな器です。できるだけ大きめのものを選ぶとよいでしょう。
お茶の入れ方
■茶壺(ちゃふう)を使った入れ方
茶壷(ちゃふう)とは中国茶でいう急須にあたります。まずは茶壷を使った入れ方をご紹介いたします。
- 茶器を温めるために、茶壺→茶海→茶杯の流れで、お湯を移していきます。
- 茶器が温まったら、茶壷に茶葉を入れお湯を注ぎます。
- 茶壷に蓋をして、茶盤や茶船に置きます。その上からお湯をかけます。
※茶盤や茶船は、こぼれるお湯を受けるためのものです。 - 茶壷にお湯をかけることにより、お茶の良い香りが満ちてきます。そうなったら茶海にお茶を一滴残らず注いでください。
- 茶海に入ったお茶は、まず聞香杯に注いでください。その後に聞香杯から茶杯に注ぎます。そうすることで、空になった聞香杯でお茶の香りを楽しみ、茶杯で茶の味を楽しむことができます。
■蓋碗(ガイワン)を使った入れ方
蓋碗(ガイワン)とは、中国茶でいう湯のみにあたります。この蓋碗を使った入れ方をご紹介いたします。
蓋碗を使う場合、「上投法」「下投方」「すすり飲み」の3種類のお茶の入れ方があります。
◆上投法・・・上投法は、お茶の温度をぬるめにする入れ方です。
- まず蓋碗にお湯を7分目ほど注ぎます。蓋を開けることでお湯を冷ますことができますので、好みの温度になるまで蓋を開けて置いておきます。
- お湯が入ったままの蓋碗に茶葉を適量入れてください。そのまま蓋をして茶葉を蒸らします。聞香杯でそうしたように、蓋の裏側に付いたお茶の香りを楽しんでください。
- 蓋碗のお茶を茶杯に注ぎ、お茶を楽しんでください。お茶を注ぐ場合は、蓋碗の蓋をずらして、蓋のくぼんだ部分に人差し指を当てて持ち上げるのがコツです。
◆下投法・・・下投法は、お茶の温度を高めにする入れ方です。
- 蓋碗にお湯を7分目ほど注ぎ、その中に茶葉を適量入れてください。そのまま蓋をして茶葉を蒸らします。聞香杯でそうしたように、蓋の裏側に付いたお茶の香りを楽しんでください。
- 蓋碗のお茶を茶杯に注ぎ、お茶を楽しんでください。お茶を注ぐ場合は、蓋碗の蓋をずらして、蓋のくぼんだ部分に人差し指を当てて持ち上げるのがコツです。
◆すすり飲み・・・すすりのみは、蓋碗に口をつけて直接飲む方法です。
- 蓋碗に茶葉を多くいれ、熱湯を注ぎます。
- 蓋をして茶葉を蒸らし、葉が開いた時点でぬるいお湯をさらに注ぎ、蓋碗に入ったお茶を楽しんでください。
工夫茶は、ガラスのポットなどを使っても楽しめます。茶器にこだわるのではなく、茶の味・香りを楽しめるよう、工夫茶を覚えていきましょう。



